不妊検査を受けるためにクリニックを再受診してきました。Ep.2

初回のクリニック受診と血液検査に続き、2回目の受診をしてきました。

【この記事で分かること】
  • 精液検査の流れ
  • TRH負荷試験の流れと内容
  • 高プロラクチン血症について

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日前に不妊検査のために、初めて不妊専門クリニックを受診しました。
問診や内診の結果、追加の検査を受けた方がよいだろうという事になりましたが、
クリニックの検査受付時間外であったので、再受診して検査を受ける事になりました。
これまでの経緯を踏まえると、もはや”不妊症”であることをはっきりさせて治療を始めたいです。(前に進みたいです)

受診内容と目的

受診

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不妊検査受診2回目

 

今回の受診では、以下の内容に検査を行いました。

  • 超音波検査
  • 精液検査
  • TRH負荷試験

 

 

 

今回受診した目的は、上記「TRH負荷試験」を受ける事でしたが、まだ不妊なのかどうかもわからないので、できる限りの検査は実施してみたいとの考えで、「精液検査」も一緒に実施しました。(医師の勧めもありました。)

 

 

TRH負荷試験を受けた理由は、”月経不順”または”排卵障害”の原因が特定できるかもしれないからです。

 

 

 

月経不順”または”排卵障害”が起こる理由の一つに、脳下垂体から分泌されるホルモンであるプロラクチンの分泌が多いことが挙げられます。本来、授乳期の女性はプロラクチン分泌量が多く、通常時は抑制されています。

 

 

妊娠も分娩もしていないのに、プロラクチンの数値が高い人は、プロラクチンの排卵抑制の効果によって、月経周期が乱れたり、排卵がこなかったりして、これが不妊に繋がってしまうこともあるみたいです。

 

①精液検査の流れと結果

顕微鏡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の精液検査は、精液を自宅で採取して、クリニックに持ち込む流れでした。

 

 

精液採取容器に採取した精液を、保温して、”妻”がクリニックに持ち込みました。持ち運ぶ際は、容器を”妻”のお腹に接するようにして持ち運び、なるべく温度が下がらないようにしました。

 

 

採取から提出までに、30分以上は掛かったと思いますが、特に問題なく検査できたようです。結果については、当日中に報告して頂きました。

 

 

結果は…

 

 

 

 

 

問題なし」でした!

 

 

 

 

まずは、一安心できる結果でした。

数字については、過去の記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。

 

 

②TRH負荷試験とその流れ

注射

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”妻”がTRH負荷試験を受けてきたのですが、注射針地獄だったようです。

 

 

試験を簡潔に説明すると、「プロラクチンというホルモンの分泌が多いか少ないかを判断する」検査です。

 

 

以下、詳しく説明します。

 

プロラクチンとは

・脳下垂体前葉から分泌されるホルモンの一種
・乳腺を刺激して乳汁の分泌を促進
・主に妊娠後の授乳期に分泌される
・血中プロラクチン値の基準値
成人男性4.29~13.69 ng/mL
成人女性4.91~29.32 ng/mL
・通常時、微量が分泌されており、日内変動もある
・主に夜間の分泌量が多く、食事,運動,ストレスで上昇する
・分泌促進因子: TRH↑
・分泌抑制因子: ドーパミン↑

 

 

つまり、妊活中はプロラクチンの分泌量が低く抑えられているはずです。

しかし、妊娠前にもかかわらず、この血中プロラクチン値が高い人がいます。上記基準値の上限である15 ng/mLを超えると、「高プロラクチン血症」と定義されています。

 

 

 

高プロラクチン血症とは

・基準値: 一般的には血中プロラクチン値が30 ng/mL以上の人
・日内変動: 昼間は基準値内でも、夜中に基準値以上になる人もいる
       →潜在性高プロラクチン血症
・原因: 下垂体や視床下部の機能障害、服用薬剤、甲状腺機能低下、腫瘍など
     →プロラクチン分泌を促す服用薬剤の例: 精神神経用薬、消化器官用薬、エストロゲンなど
・妊娠前の女性: 乳汁分泌,無排卵月経,無月経,黄体機能不全症などを招く恐れ
・男性: 性欲低下,勃起障害,女性化乳房などを招く恐れ

 

 

私たち夫婦の場合、妊活期間中の月経(生理)不順が気になっていました。
これを、”高プロラクチン血症”による月経異常ではないかと考え、
確認するために実施した検査が”TRH負荷試験”です。

 

 

 

 

TRH負荷試験

TRHとは
・”甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン”のこと
・脳の視床下部から分泌
・甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌を促す
・同時に”プロラクチン”分泌も促進

 

 

TRH負荷試験の流れ
排卵前の空腹・安静時に実施が好ましい
・試験前に、採血1回目
・TRHを静脈注射
・体の中では、TRHの作用によりプロラクチンの分泌が促進される
  →約15〜60分後に血中プロラクチン値が最大となる(一時的に夜間の体の状態にする)
・30分後に採血(血中プロラクチン量を測定)
・60分後に採血(血中プロラクチン量を測定)
・試験前後の血中プロラクチン量を比較

 

 

判断基準
・基本的には、各医療機関毎に判断される
・一般的には、試験前のプロラクチン値が30 ng/mL以上で、高プロラクチン血症と判断
・試験前の数値が正常でも、15〜60分後の数値が、70 ng/mL以上であれば、潜在性高プロラクチン血症と判断

 

 

 

つまり、注射針に刺された回数は、
試験前採血…1
TRH静注…1
30分後採血…1
60分後採血…1
合計4回です。医療機関によってはTRH静注後の採血数が多い場合もあるみたいです。

 

 

 

 

今回の受診で掛かった大まかな医療費は以下の通りでした。

保険適用:       7,000円
保険非適用(自費):     7,000円
合計:          14,000円

 

 

 

受診してわかったことと今後

今後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日前に受診した時の、検査結果はまだ出ていませんでしたが、今回の受診では、”精液検査の結果”をすぐに受け取ることができました。

こちらは、問題なしでした。

 

 

 

今回の”TRH負荷試験”の結果報告には、少し時間が掛かるようなので、結果は次回受診時になりそうです。

 

 

私たち夫婦は、既に妊活を2年間経験していて、できる限りの事はやってきてます。
もはや「なぜ妊娠しないのか?」が不思議でなりませんでした。
今回、”精液検査”で異常が無かったのは安堵できる結果でしたが、
一方で、不妊の原因があるなら、早くそれを知りたい気持ちです。
一番恐れているのは、”原因不明の不妊”ってやつです。
auf wiedersehen



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