
不妊症の原因が分からないことも多々あるみたいですが、私たちの場合は2つも判明しました。前半記事からの続き。
・TRH負荷試験について
・抗精子抗体について
今回、実はもう一つの不妊症因子を持つことが判明したので、こちらが判明するに至った
ナイスな妻の判断をご紹介します。
目次(ジャンプできます)
不妊検査の結果
結果
- 高プロラクチン血症
&
- 抗精子抗体(ストロング)
高プロラクチン血症については、別の記事で詳しく紹介しています。
妻のナイスな判断
血液検査を受けて、
下垂体ホルモンのちょっとした異常に気づき、
TRH負荷試験を受けて、
高PRL血症だったことが判明。
普通ならこの結果から、
「我々の不妊の原因は、どうやら高プロラクチン血症によるものだったのだろう!よし、薬剤治療だ!」
と思い、治療を始めると思います。
しかし妻は、初回の病院での検査受診の後日、オプション検査の”免疫学的検査”を追加で受けることにしていました。(理由はなんとなくです。)
この決断によって、新たな原因が浮上します。
それが、”抗精子抗体”です。
精子の不動化を示す数値であるSIV値は、SIV=90でした。
因みに、陰性となる基準値は、SIV<1.4 です。
SIV>20 で強陽性と言われるみたいなので、私たちの数値は、”強強強強陽性”ってことでした。
もちろん、稀にあるハズレ値の可能性や、検査ミスの可能性も考えられ、再検査することになりました。
しかし、もし検査を受けていなければ、疑いもしなかった結果です。なぜなら、一般的に言われている抗精子抗体の出現確率が、不妊症患者の約3%だからです。
医師曰く、
仮に、このSIV値が正しいとすると、自然妊娠は絶望的だとのことです。
今回の受診で掛かった大まかな医療費は以下の通りでした。
保険非適用(自費): 0円
今後の方針
まずは、①抗精子抗体の再検査をすること。
そして、②次の排卵が起こるタイミングに合わせてフーナーテストを実施する。
フーナーテストを受けることで、精子の不動化具合を実際に観測することができます。
そして、高プロラクチン血症に関しては、薬剤治療を開始する。
