排卵誘発

月経不順や無排卵の人は、まずどのような治療をするかご存知ですか?不妊検査の結果を待っている間に排卵誘発剤を処方されたので、その結果を紹介します。

【この記事から分かること】
・排卵誘発剤を使う目的。
・個別の排卵誘発剤の役割とその副作用。・実際に服用してみた結果どうなったか。

初めて不妊系クリニックを受診して、様々な検査を受けて、最終的に高プロラクチン血症の診断を受けました。排卵の不規則さや無排卵を懸念して、とりあえず薬剤で服用して様子をみることを勧めてきました。

検査

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過去の記事を見ていただけると分かると思いますが、私たち夫婦は、妊活をスタートしてからクリニックを受診するまでに、なんやかんやで2年間が経過していました。

 

 

 

 

過去には、月経周期が60日を超える時もありましたし、

基礎体温の低→高がはっきりしない時も多々ありました。

 

 

 

 

妊活を開始して以来、様々な生活改善・食事改善・栄養改善を自己流で行いました。

しかし、24ヶ月が経った直近の月経周期でも、微妙な感じでした。

基礎体温(24ヶ月)

 

 

 

 

しかしながら、妊活開始当初の月経周期に比べれば、かなり改善したと考えています。生活習慣の改善も影響していると思いますが、やはりサプリを飲み始めたのが大きかったのだろうと思います。

 

排卵誘発とは具体的に何をすることなのか?

排卵誘発剤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

排卵誘発剤とは、卵巣内の卵子が排卵できるようにサポートする作用を持つ薬です。

そのため、正常排卵周期の人も、排卵障害の人も、妊娠確率を上げるために排卵誘発剤を使っている例が多々あります。分かりやすい説明が、はるねクリニック銀座のホームページにまとまっていました。

 

 

 

 

 

役割別に3種類に大別できます。

  1. 卵巣で卵胞を育てる薬
  2. 排卵を促す薬
  3. 排卵を防ぐ薬

 

 

 

 

役割マイルド刺激強力刺激
①卵胞の発育促進クロミフェンやクロミッド、セキソビットなど

(経口薬)

ゴナピュール、hMGフェリングなど

(注射薬)

②排卵促進オビドレルなどのhCG製剤

(注射薬)

③排卵抑制スプレキュアやナサニールなどのGnRHアゴニスト製剤

(点鼻薬)

セトロタイドやガニレストなどのGnRHアンタゴニスト製剤

(注射薬)

 

 

 

より具体的には、

 

 

よく用いられる”クロミッド(①)”は、脳に働きかけてFSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体形成ホルモン)の分泌を促進し卵胞成長を促します。卵胞が充分に発育した時に用いるhCG製剤(②)は、LHサージを確実に起こさせ、排卵時期をコントロールすることができます。卵胞を充分に発育・成熟させるため、排卵が早く起こってしまうのを防ぐ必要がある場合は、スプレキュア(③)を継続して服用して、②のhCGで排卵を起こす流れとなります。

 

 

 

 

 

このように、多くの排卵誘発剤は脳に作用して、間接的に卵胞の発育や排卵を促しています。妊活をする上で知っておくべきホルモンの種類は、以下の記事を参照してください。

 

 

 

 

実際の治療では、これらの薬剤を組み合わせて治療を進めていきます。

 

【体外受精に向けた採卵治療の一例】
STEP1 ブセレキュア(③)を毎日鼻腔にスプレーすることで、卵胞を育てつつ、排卵を防ぐ

STEP2 hMG製剤(①)を毎日注射して、卵胞の発育を促す

STEP3 卵胞が20mm前後になったら、hCG製剤(②)を注射して卵胞の成熟を促す

STEP4 hCGを注射した34〜36時間後に採卵

 

 

 

副作用について

天秤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、排卵誘発剤にはいくつかの副作用があることが知られています。

 

 

 

 

主な副作用を下表にまとめました。

※副作用について個別に詳しく知りたい方は、表内のリンク先で確認してください。

役割薬剤副作用
①卵胞の発育促進クロミフェンクロミッドセキソビットなど(経口薬)子宮内膜の発育が抑制

排卵期の頸管粘液が減少

ゴナピュールhMGフェリングなど(注射薬)OHSS(卵巣過剰刺激症候群)発症の可能性が経口薬に比べて高い
②排卵促進オビドレルなどのhCG製剤(注射薬)高刺激の排卵誘発剤と組み合わせることで、OHSSを発症する可能性がある
③排卵抑制スプレキュアナサニールなどのGnRHアゴニスト製剤(点鼻薬)ほてり、頭痛、鼻出血など
セトロタイドガニレストなどのGnRHアンタゴニスト製剤(注射薬)そう痒感・発赤等の注射部位反応

 

 

 

 

 

(体験談)今回私たちが経験した排卵誘発治療

排卵誘発

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生で最初の不妊治療です。

 

 

 

高プロラクチン血症であることが判明し、最初に処方されたのが経口薬のクロミッド(①)です。

上記の通り、クロミッドは卵胞を発育させる経口薬で、刺激性は少ないマイルドな薬です。

 

 

 

 

飲み始めた日が月経後15日目、処方されたのは5日分でした。

 

 

 

 

【実際の卵胞の大きさ推移】

月経が始まった日を起点に15日目からクロミッドの服用が始まりました。

  • 月経15日目: クロミッド
  • 月経16日目: クロミッド
  • 月経17日目: クロミッド
  • 月経18日目: クロミッド
  • 月経19日目: クロミッド
  • 月経20日目: クリニックを再受診、ブロモクリプチン服用開始、卵胞を2個確認(17mm, 13mm)
  • 月経21日目: ブロモクリプチン服用、卵胞を2個確認(19mm, no-data)
  • 月経22日目: ブロモクリプチン服用、卵胞を2個確認(20mm, no-data)
  • 月経23日目: ブロモクリプチン服用
  • 月経24日目: ブロモクリプチン服用、卵胞を2個確認(21.6mm, no-data)、*排卵日

 

 

 

 

クロミッドを服用した結果、月経20日目の受診時に観測可能な2つの卵胞を卵巣に確認できました。しかし、薬の効きが悪いためか、卵胞の数が予期していたより少ない結果となりました。

 

 

 

 

やはり、高プロラクチン血症の根本原因と思われる下垂体ホルモンの分泌を正常にする必要があるだろうと言うことになり、プロラクチン値を改善するブロモクリプチンの服用を開始しました。

 

 

 

 

 

そして月経後24日目にして、排卵が起こったのを確認しました。

 

 

 

 

残念ながら、この周期での妊娠は確認できませんでした。さらに残念なのが、これまで順調で規則的になりつつあった月経周期が、今周期で崩れてしまったことです。

 

 

今回の排卵誘発剤の服用は、様子見の側面が大きかったので、その意味では成功だったと思います。→薬剤効果が弱い排卵誘発剤では、十分な効果を発揮できないことがわかった。まず高プロラクチン血症の根本原因を優先して解消する必要があることを示していると思います。
auf wiedersehen

 



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