【妊娠】妊娠までの期間は?データから読み解く通常の妊活期間

「妊活していても、なかなか妊娠しないなぁ」と不安を感じたことがある人は意外と多いようです。そのな方々は、普通に妊活した場合の妊娠確率はどれほどなの?って考えたことありませんか?

不妊検査や治療を、受けるべきかどうかを悩んでいる時は、何らかの目安が欲しいですよね。そのな方々にとって有益になるように私たち夫婦がみていたデータをまとめてみました。

OTTO
我々夫婦も長い期間、不安と闘っていました。
インターネットで調べても、意外と明確な答えがなかったので、
それがまた不安要因でした。

前提

以下の点は当然のことですが、あえて触れておきます。

  • 女性は、30代から徐々に妊娠のし易さが低下するので、年齢によって妊娠までの期間は異なる
  • 男性は30代後半までは、妊娠のし易さは顕著に低下しないと言われている
  • ここで示すデータは、自然妊娠のこと
  • 個人差があるので、例えば、「△△歳の人は、□□ヶ月くらい」とは言い切れない

 

 

 

妊娠しない人の割合_1

月経12周期経過後、妊娠しなかった女性の割合%(2回/週の交渉)
*女性年齢の影響
*ヨーロッパ各都市の女性(782人)を対象とした調査

19-26歳 8%
27-34歳 13-14%
35-39歳 18%

 

まとめると、約1年間の妊活(1週に2回の交渉)で、

  • 20代前半の女性: 13組に1組が妊娠できていない
  • 30歳前後の女性: 8組に1組は妊娠できていない
  • 30代後半の女性: 6組に1組は妊娠できていない

妊娠しない人の割合_2

月経12周期経過後、妊娠しなかった女性の割合%1回/週の交渉
*女性年齢の影響
*ヨーロッパ各都市の女性(782人)を対象とした調査

19-26歳 15%
27-34歳 22-24%
35-39歳 29%

 

交渉の頻度を2回/週→1回/週に減らすと、妊娠率は2倍弱、悪化してます。

 

 

妊娠しない人の割合_3

次に男性年齢の影響のデータです。

月経12周期経過後、妊娠しなかった女性の割合%(2回/週の交渉)
*35歳女性が妊娠しなかった割合を、パートナー男性の年齢の違い

男性側の年齢が35歳 18%
男性側の年齢が40歳 28%
約1年間の妊活(1週に2回の交渉)を経て、
  • 35歳女性 × 35歳男性カップル: 6組に1組は妊娠できていない
  • 35歳女性 × 40歳男性カップル: 4組に1組は妊娠できていない

 

 

妊娠しない人の割合_4

妊活2年目まで継続した場合データです。

最初の12周期で妊娠しなかった夫婦を対象にして調査を継続したときの、月経18, 24周期経過後、妊娠しなかった女性の割合%(2回/週の交渉)

 女性年齢男性年齢18周期後24周期後
1)19-26≤3557%37%
2)27-34≤3563%45%
3)35-40≤3567%49%
4)35-404073%57%

 

  • 1年間の妊活期間に妊娠できなかったカップルの約半数は、2年間継続しても妊娠できていない

 

 

 

例)私たち夫婦の年齢で考えると

私自身に当てはめてみると、

  • 27-35歳の年齢層に該当するので、
  • 1年間(月経12周期)の妊活期間で妊娠しない確率は13-14%であり、
  • この年齢層のカップルの中で、6組中1組は1年間では妊娠しない

と言うことになるのだろうって感じです。

 

更に、

  • 2年間(月経24周期)の妊活期間に妊娠しないカップルの割合は、
  • 13% × 45% = 6%
  • この年齢層のカップルの中で、17組に1組は、2年間妊娠しない

ってことが言えるのかと思います。

 

極端な言い方をすれば、もし自分たち夫婦が長い間、妊娠できていないのなら、

  • 期間が1年間であれば、6組に1組
  • 期間が2年間であれば、17組に1組

のレアな夫婦だと認識すべきだと言うことです。

OTTO
私たち夫婦は、何やかんや2年間くらいは、妊娠できていなかったので、
17組に1組のレア種だったと言うことですな…

まとめと注意点

ここで注意してもらいたいのが、これは、ただの統計データであって、慎重に解釈する必要がある、と言うことです。

 

例えば、私たち夫婦の年齢で例えた上記の割合についてですが、

  • 27-35歳の夫婦であれば、
  • 2年間妊活しても、17組中1組は妊娠しないのだから、
  • 逆に言えば、2年間妊活すれば、17組中16組は妊娠している
  • 更に言えば、3年間妊活すれば、ほぼ妊娠できる??

と、プラスに解釈することも出来てしまいます。

 

しかし、ネガティブな場合を考えると、

もしかしたら、

  • 2年間妊活しても妊娠しなかった夫婦(1/17組)は、何年かけても妊娠できないかも
  • データ採取の対象者集団に、不妊症要因を持つ人が少なかったかも
  • もしくは、不妊症要因を持つ人はデータから排除されているかも
  • ヨーロッパ系人種と日本人で、妊娠のし易さは違うかも

のように、考えることもできます。

あくまで、参考程度のデータだと思ってみていただければ幸いです。

ざっくりまとめると、
「30代前半の夫婦のうち6組に5組は、1年間の妊活期間中に妊娠する」
「30代後半の夫婦のうち5組に4組は、1年間の妊活期間中に妊娠する」
って感じだと思います。

余談ですが

私たち夫婦の現実を言うと、不妊症の要因をいくつか持っていました。
なので、上記①のデータが示すところの「1年間の妊活期間で自然妊娠する確率=87%」は、データ上はそうであっても、私たちが自然に妊娠する本当の確率は0%でした。

このように、妊娠する割合や確率と言うのは、特殊な事情(不妊要因)がある場合に、全く当てになりません。

 



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