タイミング治療

タイミング法は、”ステップアップ治療”の初期段階で行われる治療であり、妊娠の確率を上げるのに有効なだけでなく、健康保険適用なので安価で実施しやすい治療です。ただし、不妊の原因によっては実施されない場合もあります。

【この記事から分かること】

  • タイミング法の概要
  • 科学的な有効性の根拠

 

 

不妊治療の流れ

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不妊治療は、万人に共通の流れがあるわけではありません。その理由は、以下の通りです。

《不妊治療方針が簡単には決まらないわけ》

  • 不妊の原因によって異なる
  • 年齢的要因によっても異なる
  • 治療を受ける夫婦の希望に沿って決める

 

 

 

 

しかし一般的には、患者への負担が少ない治療法から様子を見つつ、徐々に高度生殖医療へとステップアップしていく流れで進められます。

 

 

 

 

不妊の原因が判明し、一般不妊治療では対応できないことが明らかであれば、はじめから体外受精などの高度生殖医療を選択するケースもあります。この辺りの詳細内容は、以前の記事をご覧ください。

 

まずは一般不妊治療からはじめる

まず初めに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不妊治療は患者への負担が少ない治療法から様子を見つつ、徐々に高度生殖医療へとステップアップしていく流れが一般的です。

 

 

 

 

患者への負担が少ない治療は、”一般不妊治療”のことを指しています。

一般不妊治療

主に、タイミング療法、排卵誘発法、人工授精法が挙げられます。

(保険適用: タイミング療法、排卵誘発法)

 

 

 

 

タイミング療法

タイミング法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイミング療法”とは、不妊治療の最も初期段階で行われる治療で、患者への負担が少なく、自然妊娠を目指すことができる方法です。

 

 

 

 

簡潔に言えば、「超音波検査や尿検査、基礎体温監視などの手法を使って最も妊娠しやすい日(=交渉のタイミング)を特定すること」です。

”最も妊娠しやすい日”は、排卵日の2日前〜排卵日までの間

と言われています。

 

 

 

 

妊娠確率を上げるには、”排卵日の特定”が必須要件です。

 

 

 

 

 

排卵の確認は、病院に行かなくても自宅で簡単にできます。例えば、基礎体温を継続して記録することや、市販の排卵検査薬を使用して排卵日を推測するなどの方法があります。しかし、その精度は十分とは言えません。

 

 

 

 

排卵日を推定する方法はいくつかあります。

  • 基礎体温:  自宅で可能
  • 超音波検査: 受診必要
  • 尿検査:   自宅で可能

 

 

 

 

不妊治療としてのタイミング法”の特徴は、検査の結果を見ながら医師がタイミングをアドバイスする点にあります。

 

 

 

 

医療機関であれば、専門的な技術や知見、市販されていない検査薬により、より正確な排卵時期を特定することによって、妊娠の確率を最大化することができます(具体的には、受精の確率を最大化することです)。

 

 

 

以下、タイミングを知るためのいくつかの方法を個別に紹介します。

 

 

 

基礎体温の変動を確認する

基礎体温を継続して計測し続けている人の場合、高温期と低温期を確認することができます。

 

1)生理が始ったら時から排卵までは”高温期”、

2)排卵から次の生理までは”低温期”

 

と呼ばれています。そして、内分泌異常等がなければ、このリズムには周期性があり、毎周期の排卵時期を推測することに利用できます。例えば、月経周期が28日の人は、およそ14日目に排卵がきます。

 

 

 

超音波検査で卵胞の大きさを測定する

検査の中で特に有効だと思うのが、膣から機械を挿入し超音波を用いて卵巣を観察する”経膣超音波検査”です

 

 

 

その理由は、卵胞の大きさを直接計測することができるからです。卵胞の大きさが重要である理由は、以前の記事で紹介しましたが、簡単に紹介すると以下の通りです。

 

 

 

”排卵”とは、卵巣で発育した卵胞から卵子が排出されることです。排出時期は、卵胞の大きさから推測されます。通常、卵胞は1日あたり1〜2mmのペースで卵胞が発育していきます。そして、約20 mmを超えたあたりで、”排卵”が起こります。通常のタイミング法では、1日おき〜ほぼ毎日通院して卵胞の大きさを計測しながら、20 mmを超える日を推測していきます。

 

つまり、ある日に卵胞の大きさが16〜17 mmであれば、だいたい2日以内に排卵がくると推測できるわけです。この時期から実際に排卵がくるまでの間に数度の交渉をもてば、妊娠(受精)確率が高まると言う事です。

 

 

 

この時に、頸管粘液の性状も排卵の良い判断材料となります。排卵時期以外は、子宮内に細菌などが侵入するのを防ぐために子宮の入り口をブロックしている頸管粘液ですが、排卵が近づくと、精子を受け入れやすくするために透明でよく伸びる性状に変わります。

 

 

尿に含まれる黄体形成ホルモン(LH)を測定する

尿検査では、尿中の黄体形成ホルモン(LH)を測定しています。

 

 

排卵は、脳から卵巣に作用するホルモン(LH)の量が急激に増えた約12時間後に起こるとされています。ゆえに、LHの急激な上昇を捉えることができれば、その後12時間以内に排卵が起こると確認できます。

 

 

 

尿検査キットについては、薬局やインターネットで購入できる市販品と、医療機関でのみ利用されている検査キットがあります。

 

 

 

 

しかしここで注意しておきたいのが
真に必要な情報は『排卵日の2日前の日がいつ?』です。
いくら超音波検査や尿検査を行っても、わかる事は「排卵日が近い事」、「排卵が起こった事」くらいです。
「排卵日の2日前がいつなのか」は、排卵日を確認して初めてわかる事後的な情報です。

 

 

 

妊娠に至らなかったら

未来を見据えて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイミング法で妊娠できるかどうかは個人差が大きく、年齢にも大きく影響を受けます。

すぐに妊娠する方もいれば、例え1年続けても効果が得られない方も珍しくありません。

一般的には、3ヶ月〜6ヶ月タイミング法を続けても妊娠しない場合は、不妊治療方法のステップアップを検討する場合が多いようです。

女性の年齢が高い場合は、ステップアップを検討する時期も早くなってきます。

 

 



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