
不妊治療には、治療費以外にどのようなお金が掛かるかご存知ですか?しばしば治療費だけが紹介されますが、その他の費用も実は大きな負担となります。この記事では、不妊治療に関連する治療費以外の費用について紹介します。掛かるお金が心配な方は必見です。
治療費負担の実情
以前の記事で紹介したのですが、不妊治療に掛かる費用は大きく、費用負担によって家計はかなり圧迫されます。どれほどの影響が出ているのか以下にまとめます。
実際にどれほどの治療費負担が発生しているかについては、以下の記事にまとめました。
治療費以外の出費
不妊治療は、”特定不妊治療”と”一般不妊治療”の二種類に分類でき一般的には”特定不妊治療”が高額です。
この記事では、これらの治療費を除く、他の出費について考えたいと思います。まず、どのような出費が考えられるでしょうか?
- 交通費、宿泊費
- サプリや健康食品など
- 鍼灸、漢方
- 仕事との両立(具体的な出費はないが、有給や業務調整などが発生する)
では、具体的な数字として、1ヶ月あたりの出費額を見ていきましょう。
交通費
- 地元に対応できる医療機関がない人
- 遠距離通院している人
↓ 具体的な交通費額
不妊治療を行う1497人を対象としたアンケートの回答者が答えた1ヶ月あたりの交通費の平均(Fine)
サプリや健康食品
↓不妊治療を行う1497人を対象としたアンケートの回答者が答えた1ヶ月あたりのサプリや健康食品の平均出費額(Fine)
鍼灸
↓不妊治療を行う1497人を対象としたアンケートの回答者が答えた1ヶ月あたりの鍼灸の平均出費額(Fine)
見えない負担として
既に紹介したようの、「仕事との両立」にも負担が伴います。
費用の負担ではなく、有給取得のための調整、休職、退職などです。
↓不妊治療との両立で働き方を変えた525人を対象としたアンケート(Fine)
Q:どのように働き方を変えたか?
まとめ
不妊治療には、治療費とは直接関係なくても絶対に払わなければならないコストが多くあることを紹介しました。
現在、不妊治療をお考えの方や既に進めている方は、国・地方自治体が実施している不妊治療の費用への助成金制度を活用して、少しでも経済的負担を下げつつ治療を進めていきましょう。
これらの助成金の詳細は別の記事でまとめています。