砂時計

2020年の冬。風邪や熱などの症状が出たとき、皆さんはどうしますか?

→インフルエンザなら病院に行ってタミフルなどの薬を処方。

→もしコロナだったらそもそも病院に行くべきか悩みどころですね。

この記事で分かること

 

  • 南半球のインフルエンザ感染状況
  • 2020年の北半球(日本)での感染予測

 

 

マスク社会
2020年年明けから本格的に世界で流行し始めた新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)は、特に欧米諸国で猛威を奮っています。感染力が強く、多数の感染者、死者を出し続けています。
ワクチンの開発には時間が掛かり、現在特効薬も存在しないことから、各人の”感染予防”の重要性が強く認識され始めました。
手洗い、マスク、うがいなどの”感染予防”の考え方は、日本では当たり前ですが、世界の他の国では、これまでそうではありませんでした。
しかし今年は、どの国の人も、マスクをして過ごしています。
人と人の距離を取るために、”ソーシャルディスタンス”や”テレワーク”、”外出自粛”などの言葉をしばしば耳にするようになりました。
どれも明らかに、感染症対策として有効なものばかりです。
これらが、既存の感染症(例えば、インフルエンザウィルス感染症)にどのような影響をもたらすかは、非常に興味をそそるテーマです。

自分が何に感染しているのかは分からない!

何に感染しているの
そもそも、インフルエンザとコロナの感染を区別できるのかどうか?」と言う点については、既存の検査を組み合わせれば可能だと思われます。
問題なのは、熱などの症状が出た時に、検査を受けるために病院に行って良いのかどうかと言う点です。(筆者なら悩んでしまいます。)
インフルエンザに感染したことがある方であればわかるかと思いますが、症状は結構重いし辛いです。少しでも楽になるために薬の処方を求めてクリニックに出向く人も少なくないと思います。
現状、インフルエンザであれば、多くのクリニックが保有しているインフルエンザ検査キットを使用して陽性か陰性の判断が可能です。
仮に”インフルエンザ陰性”となった場合、コロナ疑いになってしまうのではないでしょうか?
しかし、通常のクリニックではコロナ検査(PCR検査)を行なっていないはずなので、その場でコロナ感染の有無は確認できません。
このようなコロナ感染のリスクを思うと、迂闊にクリニック受診はできません。
クリニックを受診している他の人々(特に高齢者など)を感染させてしまうと、彼らの命が危険に晒されるからです。
症状が辛くても、自宅で我慢するしかないのですかね?
そもそも、今年の冬にインフルエンザが流行するかしないかが分かっていれば、上記の問題も多少は考えやすくなります。
今年の日本の冬の感染状況を予測するには、一足先に冬を経験した南半球の国々の結果を参考にするのが有効です。

南半球の結果は、北半球にとっての先行指標?

先行指標
当然のことですが、日本の季節がの間、南半球の国(例えばオーストラリアなど)は真反対のです。
と言えば、例年インフルエンザウィルス感染症が流行する季節です。
ただし、今年の冬はいつもと違います!
  • コロナウィルスへの感染が収束していない。
  • 一方で、人々の感染予防が万全な状況。
つまり、
今年は世界中の人々が、あらゆる感染症に有効と考えられる予防措置をとっているので、インフルエンザウィルスはそもそも流行しないのではないか?
と考えることができます。
上記の点を、今年の南半球のデータから確認しましょう!

2020年、南半球の感染データ

地球儀
WHOの公開しているインフルエンザの流行状況に関するレポートを参照してご紹介します。
まずは、南半球全体の状況を下図の通り。
南半球のインフルエンザ流行
横軸は「週」で示されるので、6〜9月ころは、20〜36週頃に相当します。
  • 2019年は夏場にインフルエンザ流行していた。
  • 2020年の夏場にインフルエンザ流行が確認されていない。
  • 流行していないのか、確認できていないのかは不明。
以上の結果を参考にすれば、北半球では2020年度冬にインフルエンザが流行する可能性は低いと考えられます。
因みに、これまでの北半球のデータは以下の通りです。(2020年9月10日現在)
北半球でのインフルエンザ流行
  • 昨年(2019年は冬)の流行が確認できる。
  • 2020年9月までは、感染者が確認されていない。
  • これから冬に向かってどれほど増えるか?

現在の状況から推測されること

砂時計
前述のデータを参考に考えると、2020年度冬の日本ではインフルエンザは例年ほど流行らない、と考えるのが妥当。
ただし、WHOのホームページにも記載されていましたが、コロナウィルスの流行が、インフルエンザ患者の把握を阻害しています。例えば、検査リソースをコロナに奪われたり、風症状であれば基本的に外出禁止などの措置があることを指します。
街を歩く多くの人々が感染予防を徹底していることや学校や会社内でのマスク着用、人の移動の制限など、様々な対応がなされている中で、インフルエンザが流行するイメージがつきません。
統計的には、2020年冬は、例年のようにインフルエンザが流行らないと考えられます。
つまり、風症状が出た人はまず最初に、インフルエンザではなく、コロナウィルスへの感染を疑い、他者への感染を避けるように行動すべきと言うことです。
決して油断はせず、正しくウィルスを恐れて、行動しましょう!
auf wiedersehen



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